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GT-Rに合うブレンボ③

というわけで、ブレーキの選択。
これがまた種類も多く、適正としてもちょうどいい、というものを見つけるのがかなり大変。
単に効きだけを重視すれば、今の時代はカーボンセラミックディスクローター+8ポッドや12ポッド対向というのもあるが、セラミックは超高額であり、古い車に合うサイズが殆どない。
12ポッドキャリパーも魅力的だが、バネ下重量が重くなりすぎてハンドリングや乗り心地に影響大。
※バネ下重量を1kg減らすと、車重の3kgを減らすのと同等の効果があるので
という事で、スチールローターの中から選択するしかなく、キャリパーもフロント6ポッド、リア4ポッド程度でまずは試してみようという事になった。
キャリパーはこの程度でも、理論上はローターを大径化すれば、制動力は上がる事になるので。

しかしここでまた難問。
ディスクローターサイズを今装着している17インチに合わせるか、純正16インチに合わせるか。
それとも、スタッドレスも17インチにしてしまってローターをそれに合わせるか。
だが、純正ホイールを捨てるのもなぁ…だし、タイヤの付け替えなら自分でもできるが、同一ホイールからのタイヤ脱着は金と時間がかかる。
どうすべか…

GT-Rに合うブレンボ②

高性能車が大径ホイールを装着する理由とは、ハンドリング特性だけじゃない、ブレーキ大型化、という意味もあってやってるからクールでイケてるのだ。
なのにホイールだけ変えても他はそのままじゃ、まるでステテコに素足でリーガルの靴を履いてるようなものだ(笑)
ポルシェやフェラーリを見るとそれはすぐわかる。
あのディスクローターの大きさったら尋常じゃない。
ホイールとローターの間に手さえ入る隙間がない程だ。
そりゃ100km/h走行時の制動距離が50m未満、というのは当然だろう。
フェラーリ599GTOなどは、100km/h減速時の制動距離が50mとある。
※空走距離を18mとした場合なので、実際の停止距離はなんとたった32m!
…殆ど衝突に近いGがかかり、F1ドライバーを体感できるだろう(笑)
(教習所では100km/h走行時は制動距離100mと習うが、当然一般車ならこれは正解である)
因みにワシの車を今のヘタレブレーキで測定したら、68mだった。微妙。
しかもこれは初回測定時なので、何度も繰り返すと100mに近づく(笑)超微妙。
目指せ、100km/h時の制動距離55m未満。

GT-Rに合うブレンボ①

R32 ブレーキ導風板で思い出した。
ブレーキも完全に取り替えたい。
この頃のGT-Rの純正は住友金属等のOEMだが、基本的に一発の制動力しか考えてないのか、連続使用等でハードに使うとすぐフェードしたり、ヘタするとジャダーもたまに起こす。
中期のものまではピンホール付きローターだったが、そのディスクの穴からクラックが入り、酷くなるとディスクが割れる。
ワシのやつはディスク割れにはなってないが、ピンホールにクラックは若干入っており、更に表面はまるでレコード盤のようにスジだらけになっていた。既にアウト。
しかもペダルを踏むと「カン、カン(例えは変かもだが鉄製の非常階段を叩くような音)」という音がキャリパーから聞こえ、経年劣化で剛性不足まで出ていた。
タイヤは255/40R17のPOTENZAに履き替えているから、余計にブレーキの負荷が大きい。
もっとも最近はサスがヘタっている為にタイヤ接地面の路面への追随性が悪く、雨天時などはタイヤが多少空転するからブレーキへの負担は減ってるが(笑)
しかしサスを直したらブレーキが即死するのは簡単に想像できる。
Vspecでは、純正でピンホール型のブレーキローターを廃止し、通常のベンチレーテッドスチールディスクとブレンボのローターになっていた。
これでもいいのだが、ホイールが17インチなのにディスク直径が小さすぎ(300mm)て、横から見るとかなり間抜けである。
よく、ミニバンとかワゴンで、ホイールを大径に変えてるがブレーキディスクはそのまんま
(ヘタすると後輪はドラムブレーキのままだったりする)
という見かけ倒しの車をよく見かけるが、あれは横から見てダサくみっともないばかりか、アンバランスすぎる。

GT-R 足回り検討⑦

NISMOに聞くと、
「ウチでも承ってますが、そもそもサブフレームごと交換なら、通常のディーラーさんでやった方が安いですよ」
と言われた。
そうなの?って感じだったが。
ところが、一般ディーラーはそこまで走りに関して詳しいわけじゃない。
彼らがやるのは、マニュアルに沿ってまるごと交換するだけである。
ショックとコイルも純正ものだけだろう。
そこにアイバッハオーリンズを持っていって、こいつに付け替えた上で、サブフレームはまるごと交換よろしゅう、そんな注文、果たしてできるんだろうか?
ま、とりあえず頼んでみるしかなさそうだ。
幸いな事に、ワシの住んでる近くの日産ディーラーでは、昔のR32限定NISMOバージョンのパーツ取り寄せについても詳しいメカニックがいる。
こういう人がいるところなら、何とかなるだろう。
ついでに、フロントサスのテンションロッドも、Vspecと同じフロントブレーキ導風板つきのにしてもらおうと思う。
これは以前、取り寄せと取り付け可能だと聞いていたので。
ただ、日産の4輪マルチリンクサスはその構造上、
発進時にアンチスカッフ(車の後部沈み込みを抑制する)、
停止時にはアンチダイブ(車の前部沈み込みを抑制する)、というすごい特徴があるが、
この動きによって、フロントタイヤ上部のアッパーリンクと、下部ロワーリンクに繋がっているテンションロッドの、それぞれの末端部にあるブッシュへの負荷が凄い。
NISMOに言わせると、本来は2万kmで交換しないと最良の状態を保てないそうだ。
まぁそれは面倒だし金もかかるとしても、せめて4万kmで…という事らしい。
で、R34GT-Rの代になって、このウィークポイントが改善され、このテンションロッドが廃止され、ロワーアームと一体型のウィッシュボーン型のリンクになった。
本当はこれを装着した方が長持ちするのだが…無理と言われそう。

GT-R 足回り検討⑥

さてここまで決まってから、ふと疑問。
NISMOに聞くと、これだけゴムブッシュが全部死んでるなら、サブフレームごと交換する方が安い、と言われた。
R32~R34GT-Rは前後マルチリンクサスなので、ダブルウィッシュボーンよりもリンク数が多く(だからマルチリンクという名前なのだが)、そのブッシュと全部のリンク端についてるブッシュを抜き換え、というのは途方もない作業量になり、おまけにリアなどはそれらを結合しているサブフレームとメインフレームの間のブッシュまで死んでる。
駐車場に油が垂れてたくらいなので。
NISMOのGT-Rリフレッシュメニューでも、この足回りのレストアはかなり入念にやってくれるが、一部のサーキット使いは別にして、大抵、まるごと交換する方が早く安い、という結論になってるらしい。
しかしこれで蘇ると、新車以上のハンドリングと乗り心地になる、というから何ともワクワクである。
車の買い替え?そんなもん金の無駄、エコじゃない、というのも納得。
そこで。
まるごと交換はいいのだが、コイルとショックはいつの段階で入れれば?
というのが疑問なのだ。
最初に入れるにしても、古いリンクを外し、アイバッハ&オーリンズセットを付け、また古いリンクを取り付け、アライメントぐちゃぐちゃのままNISMOに持ってけ、というのもビミョーな話である。

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