GT-R 足回り検討⑦
NISMOに聞くと、
「ウチでも承ってますが、そもそもサブフレームごと交換なら、通常のディーラーさんでやった方が安いですよ」
と言われた。
そうなの?って感じだったが。
ところが、一般ディーラーはそこまで走りに関して詳しいわけじゃない。
彼らがやるのは、マニュアルに沿ってまるごと交換するだけである。
ショックとコイルも純正ものだけだろう。
そこにアイバッハオーリンズを持っていって、こいつに付け替えた上で、サブフレームはまるごと交換よろしゅう、そんな注文、果たしてできるんだろうか?
ま、とりあえず頼んでみるしかなさそうだ。
幸いな事に、ワシの住んでる近くの日産ディーラーでは、昔のR32限定NISMOバージョンのパーツ取り寄せについても詳しいメカニックがいる。
こういう人がいるところなら、何とかなるだろう。
ついでに、フロントサスのテンションロッドも、Vspecと同じフロントブレーキ導風板つきのにしてもらおうと思う。
これは以前、取り寄せと取り付け可能だと聞いていたので。
ただ、日産の4輪マルチリンクサスはその構造上、
発進時にアンチスカッフ(車の後部沈み込みを抑制する)、
停止時にはアンチダイブ(車の前部沈み込みを抑制する)、というすごい特徴があるが、
この動きによって、フロントタイヤ上部のアッパーリンクと、下部ロワーリンクに繋がっているテンションロッドの、それぞれの末端部にあるブッシュへの負荷が凄い。
NISMOに言わせると、本来は2万kmで交換しないと最良の状態を保てないそうだ。
まぁそれは面倒だし金もかかるとしても、せめて4万kmで…という事らしい。
で、R34GT-Rの代になって、このウィークポイントが改善され、このテンションロッドが廃止され、ロワーアームと一体型のウィッシュボーン型のリンクになった。
本当はこれを装着した方が長持ちするのだが…無理と言われそう。