GT-R エンジン④
幸いNISMOには、GT-Rリフレッシュメニューというコースがあり、足回りコースやエンジンコースやら、色々ある。
その上に、スポーツリセッティング、S1、S2、R1とエンジンチューニングコースがあるのだ。
これは迷うことなく、R1チューニングを選択したいと思う。
2568ccツインターボ280ps、36.8kgmが、排気量そのままに450ps、48kgmに変身するのだ。
(最近、NISMOのサイトではこの出力表示をやめ、ど~にでも解釈できる数値なしのグラフだけを載せている。
何らかの圧力があったのか、それとも政府の犬である社会の奴隷歯車ちゃん役人に配慮したのか?ナゾ(笑)
ま、知る人ぞ知る出力、でいいんだけど。そこがNISMOのさりげないカッコよさ)
しかもここがミソなのだが、それでいて日常の使いやすさにも配慮されている。
現行GT-Rの485ps、60kgmにはちょっと及ばないが、悪くない。
(しかも35GT-R、今年秋のマイナーチェンジ版では、なんと燃費はそのままに、525ps、68kgmにアップされるらしい…どこまで進化する?(笑))
ていうか、それを凌駕しようとアホみたく出力を上げると、駆動系から何から全部強化しないといけなく、それでは乗り心地が失われる。
つかその前に、1000psを意のままに完全制御できるF1ドライバー以上の腕が一般人にあるのかって話だ(笑)
この「意のままに」とは直進番長ではない。そんなのは誰だってできる。
コーナーからの立ち上がりで、スリックタイヤでもない状態で1000psをフルアクセルして抑え込む技術なんかそこらの車オタクには絶対できっこない。
ワシは元レーサーなので全然問題ないが、妻が普通に乗れる出力はこんなものだろう(それでも十分にでかいけど(笑))
それに出力が大きい=ラップタイムが早い、という事にはならない。
全てのバランスがいい車が「最も早い」車なのだ。
R1でもさすがに燃費対策が必要となるが、それはコンプリートが完了してからいくらでも方法があるので後回し。